外壁塗装の坪単価について
外壁塗装の坪単価はどのように決まるのでしょうか。ここでは、外壁塗装の坪単価の求め方について詳しく解説します。あわせて屋根塗装の坪単価についてもご案内します。なお、当サイトで紹介する費用や相場、坪単価はあくまで目安です。世界情勢や原価高騰などにより、相場や価格、雑費は変動しますのであらかじめご了承ください。
目次
外壁面積と塗装面積と坪単価について
外壁塗装の妥当な価格を把握するには「外壁面積」と「塗装面積」の違いを知る必要があります。一部の悪徳業者や手抜き業者は、塗装料金を外壁面積で計算し、塗る部分の面積を大きくして、塗装料金を不当に得ています。このような悪徳業者の手口に騙されることのないよう、「外壁面積」と「塗装面積」の違いを理解しましょう。あわせて塗装面積と坪単価の関係についても解説します。
外壁面積とは
外壁面積とは建物の外壁の面積を合計したものです。外壁面積の計算方法は立面図から外壁の高さを求め、この高さに平面図から求めた外壁の長さを掛けます。したがって外壁面積には塗装をしない部分のドアや扉、窓などの面積も含まれます。塗装業者による見積りが外壁面積で算出されたものであれば、必要以上に上乗せした高額見積もりになっている場合がありますので、塗装業者にご確認ください。また、他社のお見積もりで、一式としか記載されておらず、小計や職人の人件費、溶剤などを含む材料費、内訳、費用計算の根拠が無かったり、大幅な値引きを提示したり、一気に値段を下げる塗装業者も悪徳業者の可能性があります。小計のない一式のみの記載や大幅な値引きは業者を見極める際のチェックポイントにして適正で信頼できる外装塗装業者をお選びください。
塗装面積とは
塗装面積とはその名のとおり、実際に塗装する面積のことです。塗装しない部分、たとえばドアや窓などを除いた面積に相当します。したがって窓が大きかったり、数が多ければ多いほど、塗装面積は少なくなります。塗装面積は基本的に延べ床面積(平米)に係数1.2を乗じて算出します。坪数ごと(25坪、30坪、35坪、40坪、45坪、50坪、55坪、60坪、65坪、70坪)の塗装面積は次の項目で詳しくご案内します。
坪数ごとの外壁塗装面積
外壁塗装の坪単価を把握するにはまず、おおよその外壁塗装面積を知る必要があります。外壁塗装面積は延べ床面積(平米)に係数1.2を乗じて算出します。ここでは延床面積が20坪、25坪、30坪、35坪、40坪、45坪、50坪、55坪、60坪、65坪、70坪の戸建ての塗装面積をご案内します。なお、延床面積は建物の床面積を合わせたものであり、1階の床面積のみを指す建坪とは異なりますのでご注意ください。また、延坪は建物の床の合計面積を坪数で表したものです。
延べ床面積20坪の建物の塗装面積
20坪=66m²
塗装面積:66m²×1.2=約79m²
延べ床面積25坪の建物の塗装面積
25坪=82.5m²
塗装面積:82.5m²×1.2=約99m²
延べ床面積30坪の建物の塗装面積
30坪=99m²
塗装面積:99m²×1.2=約119m²
延べ床面積35坪の建物の塗装面積
35坪=115.5m²
塗装面積:115.5m²×1.2=約139m²
延べ床面積40坪の建物の塗装面積
40坪=132m²
塗装面積:132m²×1.2=約158m²
延べ床面積45坪の建物の塗装面積
45坪=148.5m²
塗装面積:148.5m²×1.2=約178m²
延べ床面積50坪の建物の塗装面積
50坪=165m²
塗装面積:165m²×1.2=約198m²
延べ床面積55坪の建物の塗装面積
55坪=181.5m²
塗装面積:181.5m²×1.2=約218m²
延べ床面積60坪の建物の塗装面積
60坪=198m²
塗装面積:198m²×1.2=約238m²
延べ床面積65坪の建物の塗装面積
65坪=214.5m²
塗装面積:214.5m²×1.2=約257m²
延べ床面積70坪の建物の塗装面積
70坪=231m²
塗装面積:231m²×1.2=約277m²
外壁塗装の坪単価の求め方
外壁塗装の坪単価の求め方を解説します。外壁塗装の坪単価の計算式は、相場÷坪数となります。ここでは延床面積が20坪、25坪、30坪、35坪、40坪、45坪、50坪、55坪、60坪、65坪、70坪の建物のそれぞれの坪単価を計算式を用いてご案内します。なお、記載した坪単価はおよその価格であり、建物の構造や塗料、溶剤、壁の隙間を充填するシーリング材(コーキング材)などの材料費によっても前後します。まずは一度お見積りください。
延べ床面積20坪の建物の外壁塗装坪単価
20坪の外壁塗装相場
- 20坪
- 約50万円~90万円
- 計算式
- 50万円÷20坪=2万5,000円
90万円÷20坪=4万5,000円 - 坪単価
- 約2万5,000円~4万5,000円
延べ床面積25坪の建物の外壁塗装坪単価
25坪の外壁塗装相場
- 25坪
- 約55万円~95万円
- 計算式
- 55万円÷25坪=2万2,000円
95万円÷25坪=3万8,000円 - 坪単価
- 約2万2,000円~3万8,000円
延べ床面積30坪の建物の外壁塗装坪単価
30坪の外壁塗装相場
- 30坪
- 約60万円~100万円
- 計算式
- 60万円÷30坪=2万円
100万円÷30坪=3万3,000円 - 坪単価
- 約2万円~3万3,000円
延べ床面積35坪の建物の外壁塗装坪単価
35坪の外壁塗装相場
- 35坪
- 約70万円~110万円
- 計算式
- 70万円÷35坪=2万円
110万円÷35坪=3万1,000円 - 坪単価
- 約2万円~3万1,000円
延べ床面積40坪の建物の外壁塗装坪単価
40坪の外壁塗装相場
- 40坪
- 約80万円~120万円
- 計算式
- 80万円÷40坪=2万円
120万円÷40坪=3万円 - 坪単価
- 約2万円~3万円
延べ床面積45坪の建物の外壁塗装坪単価
45坪の外壁塗装相場
- 45坪
- 約85万円~135万円
- 計算式
- 85万円÷45坪=1万9,000円
135万円÷45坪=3万円 - 坪単価
- 約1万9,000円~3万円
延べ床面積50坪の建物の外壁塗装坪単価
50坪の外壁塗装相場
- 50坪
- 約90万円~150万円
- 計算式
- 90万円÷50坪=1万8,000円
150万円÷50坪=3万円 - 坪単価
- 約1万8,000円~3万円
延べ床面積55坪の建物の外壁塗装坪単価
55坪の外壁塗装相場
- 55坪
- 約100万円~160万円
- 計算式
- 100万円÷55坪=1万8,000円
160万円÷55坪=2万9,000円 - 坪単価
- 約1万8,000円~2万9,000円
延べ床面積60坪の建物の外壁塗装坪単価
60坪の外壁塗装相場
- 60坪
- 約120万円~170万円
- 計算式
- 120万円÷60坪=2万円
170万円÷60坪=2万8,000円 - 坪単価
- 約2万円~2万8,000円
延べ床面積65坪の建物の外壁塗装坪単価
65坪の外壁塗装相場
- 65坪
- 約130万円~180万円
- 計算式
- 130万円÷65坪=2万円
180万円÷65坪=2万7,000円 - 坪単価
- 約2万円~2万7,000円
延べ床面積70坪の建物の外壁塗装坪単価
70坪の外壁塗装相場
- 70坪
- 約140万円~190万円
- 計算式
- 140万円÷70坪=20,000円
190万円÷70坪=27,000円 - 坪単価
- 約2万円~2万7,000円
屋根塗装の塗装面積の求め方
屋根の塗装面積は1階の床面積×係数(勾配伸び率係数1.2または1.5)で算出します。屋根の勾配が緩やかであれば1.2、屋根が急勾配であれば1.5を掛けます。この計算式で屋根のおおまかな塗装面積を把握できますが、屋根の形状によっては、計算式で求めた値と実際の値が異なる場合があります。また、屋根の場合、計算式に用いるのは1階の床面積で、延床面積を用いる外壁の計算式とは異なります。屋根を塗装する際には、雨樋や破風板、天戸、戸袋などの付帯物もあわせて塗装することをおすすめします。
屋根塗装の坪数ごとの塗装面積
前述した計算式を使って、坪数ごとの屋根の塗装面積を求めることができます。ここでは20坪、25坪、30坪、35坪、40坪、45坪、50坪、55坪、60坪、65坪、70坪の建物の屋根の塗装面積をご案内します。ただし、屋根の形状によっては、値が大きく異なる場合がありますので、まずはお見積もりください。
20坪の建物の屋根塗装面積
20坪=66m²
- 緩やかな勾配
- 66m²×係数1.2=約79m²
- 急勾配
- 66m²×係数1.5=約99m²
25坪の建物の屋根塗装面積
25坪=82.5m²
- 緩やかな勾配
- 82.5m²×係数1.2=約99m²
- 急勾配
- 82.5m²×係数1.5=約123m²
30坪の建物の屋根塗装面積
30坪=99m²
- 緩やかな勾配
- 99m²×係数1.2=約118m²
- 急勾配
- 99m²×係数1.5=約148m²
35坪の建物の屋根塗装面積
35坪=115.5m²
- 緩やかな勾配
- 115.5m²×係数1.2=約138m²
- 急勾配
- 115.5m²×係数1.5=約173m²
40坪の建物の屋根塗装面積
40坪=132m²
- 緩やかな勾配
- 132m²×係数1.2=約158m²
- 急勾配
- 132m²×係数1.5=約198m²
45坪の建物の屋根塗装面積
45坪=148.5m²
- 緩やかな勾配
- 148.5m²×係数1.2=約178m²
- 急勾配
- 148.5m²×係数1.5=約222m²
50坪の建物の屋根塗装面積
50坪=165m²
- 緩やかな勾配
- 165m²×係数1.2=約198m²
- 急勾配
- 165m²×係数1.5=約247m²
55坪の建物の屋根塗装面積
55坪=181.5m²
- 緩やかな勾配
- 181.5m²×係数1.2=約217m²
- 急勾配
- 181.5m²×係数1.5=約272m²
60坪の建物の屋根塗装面積
60坪=198m²
- 緩やかな勾配
- 198m²×係数1.2=約237m²
- 急勾配
- 198m²×係数1.5=約297m²
65坪の建物の屋根塗装面積
65坪=214.5m²
- 緩やかな勾配
- 214.5m²×係数1.2=約257m²
- 急勾配
- 214.5m²×係数1.5=約321m²
70坪の建物の屋根塗装面積
70坪=231m²
- 緩やかな勾配
- 231m²×係数1.2=277.2m²
- 急勾配
- 231m²×係数1.5=346.5m²
外壁・屋根塗装に使用される塗料の単価
外壁や屋根塗装に使用される塗料の単価はグレードによって様々です。ここではピュアアクリルを含むアクリル塗料、ウレタン塗料、クリーンマイルドシリコン、シリコンコートを含むシリコン塗料、チョーキングなどの劣化防止効果を持ち合わせているラジカル塗料、フッ素塗料、チョーキングや色あせも防ぐ無機塗料の単価相場をご案内します。相場は原料価格の高騰や世界情勢などを要因に変動しますので、あくまでも目安にしてください。また、シリコン塗料は水性1液型、溶剤1液型、溶剤2液型の3種類に分類され、溶剤1液型と溶剤2液型ではグレードが異なります。このように同じ塗料でもグレードが異なる場合がありますので、詳しくは塗装業者にお確かめください。
塗料名 | 単価相場 |
---|---|
アクリル塗料※1 | 1,500~2,000円 |
ウレタン塗料 | 1,600円~2,000円 |
シリコン塗料※2 | 2,000円~2,500円 |
ラジカル塗料 | 2,000円~2,500円 |
フッ素塗料 | 3,000円~3,800円 |
無機塗料 | 4,500円~5,500円 |
※注釈1:ピュアアクリルなど
注釈2:クリーンマイルドシリコン、シリコンコートなど
下塗り、中塗り、上塗りについて
外壁や屋根を塗装する上で欠かせないのは下塗りと中塗り、そして上塗りです。十分な下塗りや中塗りを行った上で上塗りをしないと塗料本来の機能が発揮されず、外壁や屋根材の寿命を長持ちさせることはできません。ここでは下塗りと中塗り、上塗りとはどのような作業工程、工法かを詳しくご案内します。
下塗りとは
下塗りは下地と上塗りの間に塗料を塗る工程で、下地を長持ちさせ、丈夫にするために行います。下塗り塗料は上塗り塗料とは異なり、専用の塗料が用いられます。また、木造や鉄など素材ごとの下塗り塗料があります。主な下塗り塗料としては、プライマー、シーラー、フィラーなどがあります。これらの塗料には下地と上塗り塗料とをくっつける働きがあります。シーラーとプライマーは、下地が塗料を吸い込むことを防ぎ、上塗り塗料と密着させる働きがあります。液状の下塗り塗料はサラサラとしており、浸透性が高いため、劣化した下地や吸い込みが多い下地などによく使用されます。一方、フィラーはとろみがあり、シーラーやプライマーよりも厚く塗れるのが特長です。外壁の凹凸や小さなひび割れの補修などで主に使われ、近年はモルタルに多用される微弾性フィラーもひんぱんに使われています。フィラーを塗っても下地がどんどん吸収する場合は、さらにもう一回、合わせて2回塗らなくてはなりません。このように下塗りは下地の状態によって塗り方や回数が異なる場合があります。
中塗りとは
中塗りとは、下塗りと上塗りの間に行う工程です。中塗りの段階で凹凸のない平らでなめらかな下地をつくっておくことで、上塗りがキレイに塗れるため、より美しく仕上げることができます。美しさだけでなく、中塗りをすることにより、塗料が持つ防汚性、防水性、遮熱性といった本来の機能が発揮されます。中塗りを省いてしまうと、場合によっては早々に塗膜が剥がれるといった不具合が発生することもあります。ちなみに、不具合は塗装後すぐに発生するとは限らず、塗装後2、3年してから発生することもあります。中塗りと上塗りは基本的に同じ色の塗料を使用します。マンションといった階数や建坪の大きな集合住宅の外壁塗装では、あえて異なる色の塗料を使用することもありますが、これは塗装範囲が広く、作業にあたる職人も増えるため、中塗りと上塗りを同じ色の塗料で塗り替えると、どこまで上塗りしたかが不明瞭になるためです。しかし、戸建ての場合は、そうした心配は無いため、中塗りと上塗りには同じ色の塗料を使用するのが一般的です。
上塗りとは
上塗りは中塗りの後に行うもので、塗装の最終工程に当たります。上塗りは外壁塗装の仕上げに相当し、外壁塗装の見た目の美しさやビフォーアフターを比べた際の違いは、上塗りにかかってきます。また塗料の性能を担保したり、性能を最大限発揮するには、上塗りが必要です。上塗りに用いられるほとんどの塗料が、中塗りと上塗りの2回に分けて塗装をすること、塗装をする塗料の量、さらには必要な乾燥時間を使用上の注意として明記しています。これらの細かい使用条件を守らずに上塗りすると、塗料本来の機能が発揮されないばかりか、塗膜の剥がれ、ひび割れなどの不具合が発生するリスクが高まります。上塗り塗料選びにはいくつかポイントがあります。外壁をどんな「色」にしたいか、どれくらいの「耐久性」のある塗料が良いか、防汚性、防水性、遮熱・断熱性など、どのような「機能性」を備えているグレードの塗料が良いか、どれほどの「費用」がかけられるか、などの点が塗料選びのポイントとなります。また、外壁塗装の上塗りにかかる時間は、塗装面積や外壁の状態、天候などの要因によっても変動します。梅雨の時期などは雨が多く乾燥もしにくいので外壁塗装は避けましょう。工期や職人たちの人件費はかかりますが、下塗り、上塗りを丁寧に施工する塗装業者をおすすめします。
外壁塗装塗料の耐用年数
外壁塗装塗料にはそれぞれおおよその耐用年数があります。もっとも耐用年数が長い外壁塗装塗料は無機(光触媒)塗料で、20年~23年の長期間にわたって外壁を保護してくれます。一方、耐用年数がもっとも短いのはアクリル塗料で、耐用年数は5年ほどにとどまります。ここでは耐用年数が5年未満、10年未満、15年未満、20年未満、20年以上にわけて、外壁塗料をご紹介します。外壁塗料の選び方は、費用や耐用年数などを考慮した上で、専門業者とよく話し合ってお決めください。
5年未満の外壁塗料
耐用年数が5年未満の外壁塗料としては、アクリル塗料があります。アクリル塗料は、とにかく塗装費用を抑えたい方や2年~3年後には引っ越しを予定されている方などには適した塗料と言えます。しかし、外壁という住まいの要となる箇所の塗装には耐久性などの面で向いておらず、外壁塗装で用いられる機会は非常に少なくなっています。
5年以上10年未満の外壁塗料
耐用年数が5年以上10年未満の外壁塗料としては、ウレタン塗料があります。ウレタン塗料の合成樹脂は弾力性に優れるため密着性が高いのに加え、光沢による高級感が出やすい塗料です。外壁だけでなく屋根の雨漏り対策やベランダ、コンクリートなどの防水塗料にも適しています。耐用年数は7年~8年ほどですが、安価なことから幅広く使用されています。
10年以上15年未満の外壁塗料
耐用年数が10年以上15年未満の外壁塗料としては、シリコン塗料やラジカル塗料、シリコンクリアーがあります。シリコン塗料の耐用年数は10年~12年で、価格とのバランスに優れるコストパフォーマンスの良い塗料です。ラジカル塗料の耐用年数は12年~15年で、塗膜が剥がれるといった劣化や変色を抑える働きがあります。シリコンクリアーの耐用年数は10年~15年で、その名のとおり透明ですので、模様やデザイン、目地などがあしらわれた外壁やタイル調やレンガ調のサイディングボードの塗装などに最適です。
15年以上20年未満の外壁塗料
耐用年数が15年以上20年未満の外壁塗料としては、フッ素塗料や遮熱塗料があります。フッ素塗料の耐用年数は15年~18年と長く、高価ですが紫外線、雨水、酸化、温度変化に強く、耐久性と耐候性を兼ね備えています。また、フッ素樹脂を主成分としているため、耐熱性や耐寒性に優れた塗料です。加えて雨と一緒に汚い物が落ちやすいうえ、藻、カビが発生しにくいのも強みです。遮熱塗料はその名のとおり、太陽光を反射させる効果があり、室内温度の上昇を緩和、抑制する機能があります。耐用年数は15年~18年で、長期間にわたって外壁や屋根を保護してくれます。
20年以上の外壁塗料
耐用年数が20年、さらには25年、30年以上の外壁塗料としては、無機(光触媒)塗料があります。非常に高価な塗料ですが、無機物を主成分としているため、雨や紫外線の影響を受けにくく、20年以上にわたって外壁や屋根材の劣化を防ぎます。カビやこけの栄養分となる有機物の含有量が少ないため、それらの発生を抑える効果もあります。藻などの汚れにも強く、美観性に優れた塗料です。
外壁塗装の坪単価と足場の費用
外壁塗装の坪単価には足場の費用も関係します。足場は外壁塗装を行う上で必要不可欠です。仮設の足場を組むことで作業者の姿勢が安定し、外壁の隅々まで丁寧な塗装作業を行えるようになるためです。また、工期中、作業者の安全を確保する上でも足場は無くてはならないものといえます。そして仮設の足場を架けることで塗料の飛散防止のための防護ネットや養生シートが張れるようになるため、塗料の飛散によるご近所との現場トラブルも回避できます。ちなみに塗料の飛散は塗装をめぐるトラブルの中でももっとも多い原因のひとつです。足場の費用は、塗装する建物の坪数や外周、何階建てか(階数)、延坪などによっても変動します。戸建てか集合住宅かを問わず足場は必要です。足場の費用は足場を組む面積(足場架面積)や運搬の距離などによっても変動します。まずはお見積もりください。
雨漏り対策のためにも外壁塗装を
雨漏りと聞くと屋根からの雨漏りを想定する方が多いかもしれませんが、あまりにも劣化した外壁に雨が打ち続けると、そこから雨漏りすることも珍しくありません。戸建ての屋根の場合、ひとたび雨漏りしてしまうと、雨漏り箇所や屋根材の改修をしなければならず、放置してから改修工事を頼むと莫大な金額がかかる大がかりな工事となってしまいます。場合によっては100万円、さらには200万円を超える高額な改修工事となります。ちなみにストレート屋根の塗装工事では、棟板金の釘打ちやタスペーサーの挿入などが必要になるため、工賃が高騰する場合もあります。屋根の寿命を20年、30年、40年と長持ちさせるには定期的な塗装や養生、メンテナンス補修、アフターケアが欠かせません。一般的には10年ほどすると、チョーキング(白亜化)などの劣化症状が見られるようになり、塗り替えるタイミングとなりますが、外壁や屋根の材質、自然要因によっては、10年経たずして劣化が進行するケースもあります。雨漏り対策には熱を遮る塗料のご利用をおすすめします。雨漏りしてしまう前にまずは一度、塗装業者にご相談の上、お見積りなどをご依頼ください。エイチプロスではモルタル、サイディング、タイル、木材、金属サイディング、窯業系サイディング、ガルバリウム、セラミック(セラミックタイルなど)など素材やメーカーを問わずあらゆる外壁塗装に対応しており、メリット、デメリットについても詳しくご案内します。また、一部の塗装業者や工務店は下請けや孫請け業者に作業を委託・発注しているため、紹介料などの上乗せマージンが発生し、割高となるケースもありますが、当社は内訳を明示し、中間マージンを一切頂くことなく適正価格で完工致します。リフォームローンや各種助成制度などについても詳しくご案内します。
外壁塗装はエイチプロスにお任せください
エイチプロスは実際に施工・管理を行う工事施工店です。そのため、下請けの中間マージンや紹介料などは一切発生せず、「低価格」と「高品質」を実現します。創業25周年を迎え、この間築いた豊富な施工実績・工事品目でお客様のご希望に沿う最適なプランをご提案します。当社は、国土交通大臣登録団体に加盟しており、国の基準をクリアした信頼できる優良塗装業者です。信頼、優良の証として、官公庁・行政・私立高などの塗装工事でも豊富な実績があります。万が一に備えた、リフォーム工事瑕疵保険も対応していますのでご安心ください。お支払いについても、リフォームローンがありますので無理なく月々の分割払いが可能です。ぜひリフォームローンをご利用下さい。当社の工事品目は幅広く、大規模改修、修繕、外壁補強塗装、屋根補強塗装、防水補強塗装、屋根カバー工法、屋根葺き替え、瓦交換・漆喰、システムキッチン、バスルーム、トイレ交換、壁紙を張り替える工事、クリーニング、フルリノベーション、ベランダ、外構・エクステリア、高圧洗浄、廃材撤去、コーキング、シーリングを打つ(打ち増し)工事、棟板金の釘打ち、タスペーサーを指す工事、ケレン、トップコート、リカバリーウォール、廃材・廃棄物処理、完工検査など、あらゆる工事に対応、サポートいたします。また、塗装にかかる各種補助制度やリフォーム助成金、火災保険などについても訪問にてご案内します。なお、屋根塗装については、外壁と別々に塗装される方もいますが、別々に塗装すると、その都度、足場代などが発生するため合わせての塗装をおすすめします。ご契約後の完成シュミレーション診断も無料で承ります。シミュレーションすることで完成後のイメージが把握しやすくなりますので、ぜひお申し付けください。当社は雨戸・戸袋・雨樋・軒天・破風板・水切り・シャッターボックス・玄関など付帯部分の塗装も幅広く承ります。外装をめぐっては一部の悪徳業者が横行したことで「業者に水増しされ、騙されているのではないか」といったご意見やトラブルが少なからずありました。そこで当社は概算費用がどなたにでもわかるよう「外壁塗装オンライン見積り」 を導入しています。建物要件を入力すれば、自動的に費用が算出されるシミュレーションシステムです。ご自宅でぜひ一度ご利用ください。