40坪の家外壁塗装の適正な価格・費用相場

延床面積40坪の建物の外壁塗装相場

40坪の家の外壁塗装工事にかかる費用相場は、93.6万円~191.2万円です。具体的には延床面積が40坪の場合の費用相場は93.6万円~191.2万円、建坪40坪(総2階建て)の場合は187.2万円~382.4万円です。費用相場が93.6万円~191.2万円といった具合に価格に開きがあるのは、使用する塗料の耐用年数(グレード)によって単価が高くなったり安くなったりするためです。もちろん、耐用年数の長い塗料のほうが単価は高くなります。また、外壁の材質によっては、追加される工事の内容が異なるため、塗装費用が変動します。さらに3階建て以上の場合、仮設足場の単価が高くなりますのでご注意ください。このページでは、延床面積40坪と建坪40坪の違いと合わせて、実際の見積の内容・単価相場などを目次ごとにご案内します。なお、当サイトでご紹介する各種費用はあくまで目安です。世界情勢などの影響による原価高騰などで、タイミングにより値段が大きく変わる場合もあります。

目次

  1. そもそも40坪の家とはどんな家なのか?
    1. 延床面積40坪について
    2. 建坪40坪について
  2. 40坪の家の計算式について
    1. 延床面積40坪の家の場合
    2. 建坪40坪の家の場合
    3. 延床面積40坪の家の外壁面積計算方法
  3. 延床面積40坪の家の一般的な見積項目・費用相場
  4. 耐用年数別(塗料グレード)の価格・費用相場(延床面積40坪)
    1. ウレタン塗料の価格・費用相場
    2. シリコン塗料の価格・費用相場
    3. ラジカル塗料の価格・費用相場
    4. フッ素塗料の価格・費用相場
    5. 遮熱塗料の価格・費用相場
    6. シリコンクリアー塗料の価格・費用相場
    7. 無機(光触媒)塗料の価格・費用相場
  5. 外壁材質別の価格・費用相場表
    1. モルタルの家について
      1. 40坪モルタル外壁の概算見積
    2. サイディングの家について
      1. 40坪サイディング外壁の概算見積
    3. 金属サイディングの家について
      1. 40坪金属サイディング外壁の概算見積
    4. ALCの家について
      1. 40坪ALC外壁の概算見積
    5. タイルの家について
      1. 40坪タイル外壁の概算見積
  6. 外壁塗装にかかる費用の仕組みについて
    1. 材料費
      1. 塗料
      2. 部材
    2. 人件費
    3. 足場代
    4. 諸経費
      1. 塗料缶の廃棄代
      2. 交通費
      3. その他の費用
  7. 40坪の家ができるだけ安く外壁塗装を行う方法
    1. 複数社にて見積りを依頼する
    2. 助成金や補助金を利用して工事を行う
    3. 火災保険を利用して工事を行う
  8. 40坪の家が外壁塗装で失敗しないための注意点3選
    1. 適正価格を把握する
    2. ホームページで施工実績を確認してから施工してもらう
    3. 図面+現場調査で見積依頼を行う
  9. 外壁塗装はエイチプロスにお任せください

そもそも40坪の家とはどんな家なのか?

外壁塗装の相場に含まれる費用

40坪の家といっても「延床面積」が40坪の家と、「建坪」が40坪の家があります。延床面積が40坪の家と建坪40坪の家では塗装費用が異なります。ここでは、延床面積40坪と建坪40坪では何がどう違うのか解説します。

延床面積40坪について

延床面積とは、「1階の床面積+2階の床面積+3階の床面積・・・」といった具合に建物の各階の床面積を合計した面積です。各階の坪数を合計した結果、40坪になる家が「延床面積40坪の家」となります。たとえば、1階面積が30坪、2階面積が10坪の家の延床面積は、2階30坪+1階10坪で40坪となります。

建坪40坪について

建坪とは、建築面積(基本的には1階部分の床面積)を坪数で示したものです。ただし、建坪という言葉は、建築基準法で定められているものではありませんので、建坪の定義は、あいまいな部分があります。塗装業者によって、建坪の使い方が異なる場合がありますので、お打ち合わせの時にご確認ください。

40坪の家の計算式について

塗装費用は基本的に面積を平米(㎡)に換算して算出されます。前述のとおり、同じ40坪の坪数の家でも延床面積が40坪の家と建坪が40坪の家とでは、面積が異なります。ここでは、延床面積40坪の家と建坪40坪の家のそれぞれの外壁面積などを算出します。

延床面積40坪の家の場合

1階面積が25坪、2階面積が15坪の2階建ての家の場合、延床面積は、1階(25坪)と2階(15坪)の各階を合わせて40坪です。1坪は約3.3平米(㎡)ですので、延べ床面積40坪を㎡に換算すると、(1階25坪+2階15坪)×3.3(㎡)=132㎡となります。

建坪40坪の家の場合

建坪40坪の平屋を平米数に換算すると、40坪×3.3(㎡)=132㎡となり、上記の2階建ての延床面積40坪の家と同じ面積となります。しかし、この家が平屋ではなく2階建て(2階は18坪)だった場合、(1階40坪+2階18坪)×3.3(㎡)=191.4㎡となり、同じ「40坪の家」でも延床面積40坪の家と建坪40坪の家を比べると、面積が異なりますので、延べ床面積と建坪の違いをよく理解しておく必要があります。

延床面積40坪の家の外壁面積計算方法

延べ床面積40坪の外壁面積は、158.4㎡です。概算式は次のとおりです。

  1. 40坪を平米に換算します。1坪は約3.3㎡ですので、40坪を平米に換算すると、40坪×3.3㎡=132㎡となります。
  2. 1で求めた値に係数(1.2~1.6程度)を掛けます。132㎡×係数1.2=158.4㎡となり、158.4㎡が延べ床面積40坪の家の外壁面積となります。

ここで注意して頂きたいのが「外壁面積と塗装面積は違う」ということです。「外壁面積」はあくまでも外壁全体の面積であって、実際に塗る面積に当たる「塗装面積」ではありません。外壁面積には、窓やシャッターなどの面積も含まれていますが、窓やシャッターを塗装することはありませんので、外壁面積から実際には塗装しない面積を差し引いた面積が「塗装面積」となります。なお、足場の数量は、外壁の窓数量などが関係無いため、外壁面積×単価となります。塗装の数量は(外壁面積-窓の数量)×単価となります。なぜ坪数計算では、見積り金額が正確に出ないのか、外壁面積200㎡、窓の数量60㎡、塗装単価2,000円を例にしてご説明します。

  • A.外壁面積で計算された見積の場合
    計算式 200㎡×2,000円=400,000円
  • B.実際に塗装する面積で計算された見積の場合
    計算式 (200㎡-60㎡)×2,000円=280,000円

AとBでは価格に12万円もの開きがあります。坪数計算で出された場合も、塗装面積で出された場合も工事の原価は同じです。このように塗装をしない面積にも料金を払ってしまっている事になりますのでご注意ください。

延床面積40坪の家の一般的な見積項目・費用相場

工事名称 単価 合計 説明
仮設足場 800~1,200円 約12.7万~19万円 足場を組むことで職人が安全に作業できるようになります。姿勢も安定するため丁寧な塗装が可能となります。
飛散防止シート 200~350円 約3.2万~5.5万円 隣家や駐車場の車、自転車、庭木などに塗料が飛散しないようメッシュシートで養生します。
高圧洗浄 250~350円 約4万~5.5万円 塗装前に住宅全体の汚れを落とします。劣化が著しい外壁の場合、はじめに高圧洗浄をしてしまうと、雨漏りの原因になるため、まずはシーリング工事を行い、続いて高圧洗浄となります。
下地処理 150~500円 約1.6万~7.9万円 ひび割れ(クラック)や穴などがあった場合、塗装する前に修復します。ケレン作業も行います。
養生 300~500円 約4.7万~7.9万円 窓や雨戸など、塗装しない部分をビニールで覆ったり、隣家に塗料が飛ばないよう養生シートで囲います。
外壁下塗り 800~1,200円 約12.7万~19万円 下地調整のために行う塗装作業で、シーラーとも呼ばれます。下塗りすることでその後の中塗り、上塗りが美しく仕上がります。下塗りによって、外壁塗装の遮熱性、防サビ性、防藻・防カビ性などの機能が向上します。
外壁中塗り 850~2,700円 約13.5万~42.8万円 凹凸のない平らで滑らかな下地に整えるための塗装作業です。下塗りした外壁が完全に乾いた後に行われますが、乾燥までに要する時間は塗料によって異なります。季節によっても乾燥までの時間は変化します。
外壁上塗り 850~2,700円 約13.5万~42.8万円 塗装の仕上げ工程で、ムラや塗り残しのない美しい仕上がりになっているかが重要です。上塗りが十分ではなかったり、省略されてしまうと塗料の厚みが不足し、本来期待できる耐用年数よりも早く塗膜が劣化する恐れがあります。
雨樋 1式 約5万~7万円 外壁の付帯物の一つです。雨どいの多くは塩ビ製で、錆びや劣化には耐性があります。ただし、外壁をきれいに塗り替えると、それまではあまり気にならなかった雨樋の色褪せが目立つようになります。外壁と合わせての塗装をおすすめします。
その他付帯物 1式 約10万円 軒天(庇の裏側)や水切りなどの鉄部、破風、雨戸、出窓、銅差、鉄骨階段、換気フード、霧除け、ベランダなど付帯物の塗装です。
シーリング 800~1,500円 約12.7万~23.8万円 つなぎ目から雨水などの侵入を阻止し、雨漏りを防止するため、外壁のボードとボードのつなぎ目(隙間)にシーリング材(コーキング材)を埋めて補修します。その際、古いシーリング材は撤去します。シーリング(コーキング)工事が必要なのは、サイディング外壁、ALC外壁、タイル外壁であり、モルタル外壁はほとんど必要ありません。

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耐用年数別(塗料グレード)の価格・費用相場(延床面積40坪)

外壁塗装の相場に含まれる費用

延床面積40坪の家の外壁塗装に使用される塗料の耐用年数(グレード)、単価相場、相場目安をご案内します。ここでは「ウレタン」「シリコン」「ラジカル」「フッ素」「シリコンクリアー(クリヤー)」「無機(光触媒)」の各塗料の耐用年数(グレード)、単価相場、相場目安および塗料の特徴をご紹介します。なお、単価相場は平米あたりの金額です。上記の塗料のほかにもアクリル塗料があります。アクリル塗料は他の塗料と比べると、価格はもっとも安く、扱いも簡単ですが、耐用(耐久)年数などを考えると外壁塗装には向いているとはいえず、近年は使用する機会が減っています。

ウレタン塗料

ウレタン塗料
耐用年数
7年~8年
単価相場
1,600~2,000円
相場目安
約290,000円
特徴
ウレタン塗料は、樹脂の弾性が高いため壁面や屋根との密着性に優れるという特長があります。また、塩ビや木部、鉄部、金属部、雨樋、雨戸など細部の凹凸が多い付帯部の塗装などを塗り替えるのに最適です。耐用年数は決して長いとは言えませんが、価格は安く、コストパフォーマンスに優れた塗料です。ウレタン塗料は「水性ウレタン」と「油性ウレタン」(油変性ウレタン)に分類され、油性はシンナーなどの溶剤を混ぜる、いわゆる稀釈(希釈)するのに対し、水性は水で稀釈(希釈)します。種類によってはつや消し(艶消し)の効果があります。近年は各メーカーで環境に配慮した低汚染型の商品開発が進んでいます。

シリコン塗料

シリコン塗料
耐用年数
10年~12年
単価相場
2,000円~2,500円
相場目安
約350,000円
特徴
シリコン塗料は対候性に優れ、雨や風にさらされても劣化、変色しにくい特長があります。また、雨と一緒に汚れが落ちやすく、藻やカビなども生えにくいため、壁面の美観を保ちやすい塗料です。また、シリコン塗料は仕上りに光沢感や艶(つや)を出したい時にも多用されます。水を通しにくいのも強みで、湿気や雨から建材の劣化を防ぎます。注意点としては、同じシリコン塗料でも金属に塗装できるものとできないものがあります。また、セラミックが配合されているもの、伸縮性がありサイディングには塗装できない弾性タイプなど、様々なタイプがありますので詳しくは塗装業者におたずねください。

ラジカル塗料

ラジカル塗料
耐用年数
12年~15年
単価相場
2,500~3,000円
相場目安
約440,000円
特徴
ラジカル塗料は、塗膜が剥がれるといった劣化症状の原因となる「ラジカル」の発生を防ぐ塗料です。「高耐候酸化チタン」と「光安定剤」の2つの成分がラジカルを制御して封じ込めます。ラジカル塗料はほとんどの外壁に対応可能であるのに加え、水性で一液型であるため安全で作業効率の良い塗料です。耐用年数も12年~15年ほどと比較的長期にわたります。

フッ素塗料

フッ素塗料
耐用年数
15年~18年
単価相場
3,000円~3,800円
相場目安
約540,000円
特徴
フッ素塗料は耐久性に優れた塗料で外壁はもとより、紫外線(uv)や雨水の影響をもっとも受ける屋根の塗装にも適した塗料です。高い対候性を活かして戸建て住宅だけでなく大型商業施設などにも使用されます。耐用年数は15年~18年ほどで、長期にわたって外壁や屋根を保護します。

遮熱塗料

遮熱塗料
耐用年数
15年~18年
単価相場
4,000円~4,800円
相場目安
約700,000円
特徴
遮熱塗料は屋根などに塗ることで太陽光(近赤外線)を遮る性能、性質があります。太陽光を反射させるため屋根材に太陽の熱が吸収されるのを遮る効果があり、結果として室内の温度が上昇しにくくなります。屋根の表面温度上昇を抑制するには、遮熱機能を付加した屋根材や遮熱・断熱シートを使用するといった方法がありますが、施工の手間や価格を考えると、遮熱塗料の使用をおすすめします。なお、自治体によっては遮熱塗料で塗装する場合、費用の一部を助成する補助金制度がありますので、詳しくは最寄りの自治体におたずねください。

シリコンクリアー塗料

シリコンクリアー塗料
耐用年数
10年~15年
単価相場
2,200円~2,400円
相場目安
約370,000円
特徴
シリコンクリアー(「シリコンクリヤー」「クリア塗料」「クリアー塗料」とも)はその名のとおり、透明であるため模様や目地、デザインがあしらわれた外壁の塗装に適しています。シリコンクリアーが透明なのは、色の成分となる顔料を含まないためです。したがって顔料がチョークの粉のようになるチョーキング現象も起きにくくなります。また、シリコンクリアーは他の有色塗料よりも塗装回数が少なく抑えられるのも強みです。有色塗料であれば、下塗り→中塗り→上塗りと合わせて3回の重ね塗りが必要ですが、クリヤー塗料は下塗りしてしっかり乾燥させた後、同じクリヤー塗料で2層目を塗れば完成となります。

無機(光触媒)塗料

無機(光触媒)塗料
耐用年数
20年~23年
単価相場
4,500円~5,500円
相場目安
約800,000円
特徴
無機塗料は塗料類の中でもっとも高価で寿命も長いのが特長です。また、無機物は親水性能が非常に高いため、表面に汚れが付着しても浮きやすく、雨水で汚れが洗い流されますので、仕上りの美観が保たれます。さらにカビやこけは有機物を栄養分としますが、無機塗料は有機物の含有量が少ないためカビやこけの付着を抑えてくれますので、壁面が汚れる心配が軽減されます。グレードが高く、メリットも豊富な無機塗料ですが、中には塗膜が硬化しやすい種類もあり、そうした無機塗料はサイディング(窯業系・金属系)やガルバリウム鋼板の塗装には向かない場合もあります。ただし、有機物を多く混合配合した無機ハイブリッド塗料は、サイディングやガルバリウム鋼板にも対応可能です。

アクリル塗料

アクリル塗料
耐用年数
6年~8年
単価相場
1,600円~1,800円
相場目安
約300,000円
特徴
アクリル塗料は大変安価で、カラーバリエーションが豊富かつほとんどが1液型ですので使い勝手が良いといったメリットがあり、DIYでひんぱんに使用されています。一方、紫外線に弱いため、防水性(耐水性)を失いやすく次の塗装までのスパンは短くなりがちです。塗膜が固いのでひび割れが生じやすいといったデメリットもあるため、外壁塗料としてアクリル塗料を使用する機会は減りつつあります。ただし数年以内で引っ越しを検討されている方や費用を抑えたい方にとっては、アクリル塗料で塗り替えるといった選び方もあります。

外壁材質別の価格・費用相場表

外壁塗装の相場に含まれる費用

延床面積40坪の家の外壁に使用される材質別の価格・費用相場表は下記の通りです。ここでは「モルタル」「サイディング」「金属サイディング」「ALC」「タイル」のそれぞれの特徴と価格・費用相場を表にまとめました。なお、外壁の素材によっては塗料を弾いてしまうものもあります。そのため、塗料の油分をとる必要があり、その場合はアセトンや専用のシンナー(塗料を薄めるもの)で脱脂作業を行います。

モルタルの家について

モルタルは砂(細骨材)とセメントと水を練り混ぜて作る建築材料です。サイディングボードのように継ぎ目が無いのに加え、ガルバリウム鋼板のように表面が熱くならないといった長所があります。塗装では、職人の技術力が試されますので、塗装業者を選ぶ際は、モルタル塗装の経験が豊富かどうかご確認ください。

40坪モルタル外壁の概算見積

延床面積が40坪の一軒家のモルタル外壁の塗装にかかる費用相場は、およそ79.3万円~119.8万円です。費用相場には、「材料費」「人件費」「足場代」「諸経費」などもすべて含まれています。なお費用相場は概算ですので、あくまでも目安になさってください。

工事名称 単価 合計 説明
仮設足場 800~1,200円 約12.7万~19万円 足場を組むことで職人が安全に作業できるようになります。姿勢も安定するため丁寧な塗装が可能となります。
飛散防止シート 200~350円 約3.2万~5.5万円 隣家や駐車場の車や自転車、庭木などに塗料が飛散しないようメッシュシートで養生します。
高圧洗浄 250~350円 約4万円~5.5万円 塗装前に住宅全体の汚れを落とします。劣化が著しい外壁の場合、はじめに高圧洗浄をしてしまうと、雨漏りの原因になるため、まずはシーリング工事を行い、続いて高圧洗浄となります。
下地処理 150~500円 約1.6万~7.9万円 ひび割れ(クラック)や穴などがあった場合、塗装する前に修復します。ケレン作業も行います。
養生 300~500円 約4.7万~7.9万円 窓や雨戸など、塗装しない箇所をビニールで覆ったり、隣家に塗料が飛ばないよう養生シートで囲います。
外壁下塗り 800円~1,200円 約12.7万~19万円 下地調整のために行う塗装作業で、シーラーとも呼ばれます。下塗りすることでその後の中塗り、上塗りが美しく仕上がります。下塗りによって、外壁塗装の遮熱性、防サビ性、防藻・防カビ性などの機能が向上します。
外壁中塗り 850円~2,700円 約12.7万~19万円 塗装の仕上げ工程。ムラや塗り残しのない美しい仕上がりになっているかが重要です。上塗りが十分でなかったり、省略されてしまうと塗料の厚みが不足し、本来期待できる耐用年数よりも早く塗膜が劣化する恐れがあります。
外壁上塗り 850円~2,700円 約12.7万~19万円 塗装の仕上げ工程。ムラや塗り残しのない美しい仕上がりになっているかが重要です。上塗りが十分でなかったり、省略されてしまうと塗料の厚みが不足し、本来期待できる耐用年数よりも早く塗膜が劣化する恐れがあります。
雨樋 1式 約5万~7万円 外壁の付帯物の一つです。雨どいの多くは塩ビ製で、錆びや劣化には耐性があります。ただし、外壁をきれいに塗り替えると、それまではあまり気にならなかった雨樋の色褪せが目立つようになります。外壁と合わせての塗装をおすすめします。
その他付帯物 1式 約10万円 軒天(庇の裏側)や水切りなどの鉄部、破風、雨戸、出窓、銅差、鉄骨階段、換気フード、霧除け、ベランダなど付帯物の塗装です。

サイディングの家について

サイディングは戸建て住宅の約70%を占めるもっとも一般的な外壁です。劣化しにくい素材ですが、常に外気にさらされている以上、紫外線や雨風によりチョーキング現象やコーキング(シーリング目地)部分のひび割れ、外壁のひび割れ、塗膜の剥がれ、外壁の色褪せ、カビや藻が発生するため、長持ちさせるには定期的なメンテナンスが必要です。

40坪サイディング外壁の概算見積

延床面積が40坪の一軒家のサイディング外壁の塗装にかかる費用相場は、およそ92万円~141.6万円です。費用相場には、「材料費」「人件費」「足場代」「諸経費」などもすべて含まれています。また建物の作りやデザインによってシーリングの数量は様々です。ここに記載している費用相場は概算ですので、あくまでも目安になさってください。

工事名称 単価 合計 説明
仮設足場 800~1,200円 約12.7万~19万円 足場を組むことで職人が安全に作業できるようになります。姿勢も安定するため丁寧な塗装が可能となります。
飛散防止シート 200~350円 約3.2万~5.5万円 隣家や駐車場の車や自転車、庭木などに塗料が飛散しないようメッシュシートで養生します。
高圧洗浄 250~350円 約4万~5.5万円 塗装前に住宅全体の汚れを落とします。劣化が著しい外壁の場合、はじめに高圧洗浄をしてしまうと、雨漏りの原因になるため、まずはシーリング工事を行い、続いて高圧洗浄となります。
下地処理 150~500円 約1.6万~7.9万円 ひび割れ(クラック)や穴などがあった場合、塗装する前に修復します。ケレン作業も行います。
養生 300~500円 約4.7万~7.9万円 窓や雨戸など、塗装しない箇所をビニールで覆ったり、隣家に塗料が飛ばないよう養生シートで囲います。
外壁下塗り 800~1,200円 約12.7万~19万円 下地調整のために行う塗装作業で、シーラーとも呼ばれます。下塗りすることでその後の中塗り、上塗りが美しく仕上がります。下塗りによって、外壁塗装の遮熱性、防サビ性、防藻・防カビ性などの機能が向上します。
外壁中塗り 850~2,700円 約12.7万~19万円 凹凸のない平らで滑らかな下地に整えるための塗装作業です。下塗りした外壁が完全に乾いた後に行われますが、乾燥までに要する時間は塗料によって異なります。季節によっても乾燥までの時間は変化します。
外壁上塗り 850~2,700円 約12.7万~19万円 塗装の仕上げ工程。ムラや塗り残しのない美しい仕上がりになっているかが重要です。上塗りが十分でなかったり、省略されてしまうと塗料の厚みが不足し、本来期待できる耐用年数よりも早く塗膜が劣化する恐れがあります。
雨樋 1式 約5万円 外壁の付帯物の一つです。雨どいの多くは塩ビ製で、錆びや劣化には耐性があります。ただし、外壁をきれいに塗り替えると、それまではあまり気にならなかった雨樋の色褪せが目立つようになります。外壁と合わせての塗装をおすすめします。
その他付帯物 1式 約10万円 軒天(庇の裏側)や水切りなどの鉄部、破風、雨戸、出窓、銅差、鉄骨階段、換気フード、霧除け、ベランダなど付帯物の塗装です。
シーリング 800~1,500円 約12.7万~23.8万円 つなぎ目から雨水などの侵入を阻止し、雨漏りを防止するため、外壁のボードとボードのつなぎ目(隙間)にシーリング(コーキング)材を埋めて補修します。その際、古いシーリング材は廃材として撤去します。シーリング工事が必要なのは、サイディング外壁、ALC外壁、タイル外壁などです。

金属サイディングの家について

金属サイディングは主にガルバリウム鋼板製品が多く、標準品でもフッ素塗膜が焼付塗装されている製品もあります。そのため、塗膜の耐候性が高く色あせしにくいのが強みです。シーリングも劣化しにくいため、金属サイディングはサイディング材のなかでシェアを伸ばしています。断熱材一体型の金属サイディングは防音性にも優れます。

40坪金属サイディング外壁の概算見積

延床面積が40坪の一軒家の金属サイディング外壁の塗装にかかる費用相場は、およそ95.2~146.4万円です。なお、金属サイディング外壁を塗装する際は、ケレン目荒らしと呼ばれる作業が必要です。この作業は外壁の表面にある金属部や木部に細かい傷をつけることで、塗料の密着性を向上させるもので、単価は平米当たり200円~300円となります。費用相場には、「材料費」「人件費」「足場代」「諸経費」などもすべて含まれています。また建物の作りやデザインによってシーリングの数量は様々です。ここに記載している費用相場は概算ですので、あくまでも目安になさってください。

工事名称 単価 合計 説明
仮設足場 800~1200円 約12.7万~19万円 足場を組むことで職人が安全に作業できるようになります。姿勢も安定するため丁寧な塗装が可能となります。
飛散防止シート 200~350円 約3.2万~5.5万円 隣家や駐車場の車や自転車、庭木などに塗料が飛散しないようメッシュシートで養生します。
高圧洗浄 250~350円 約4万~5.5万円 塗装前に住宅全体の汚れを落とします。劣化が著しい外壁の場合、はじめに高圧洗浄をしてしまうと、雨漏りの原因になるため、まずはシーリング工事を行い、続いて高圧洗浄となります。
下地処理 150~500円 約1.6万~7.9万円 ひび割れ(クラック)や穴などがあった場合、塗装する前に修復します。ケレン作業も行います。
ケレン・目荒らし 200~300円 約3.2万~4.8万円 細かい傷をつけることで、塗料の密着性を向上させる。
養生 300~500円 約4.7万~7.9万円 窓や雨戸など、塗装しない箇所をビニールで覆ったり、隣家に塗料が飛ばないよう養生シートで囲います。
外壁下塗り 800~1200円 約12.7万~19万円 下地調整のために行う塗装作業で、シーラーとも呼ばれます。下塗りすることでその後の中塗り、上塗りが美しく仕上がります。下塗りによって、外壁塗装の遮熱性、防サビ性、防藻・防カビ性などの機能が向上します。
外壁中塗り 850~2,700円 約12.7万~19万円 凹凸のない平らで滑らかな下地に整えるための塗装作業です。下塗りした外壁が完全に乾いた後に行われますが、乾燥までに要する時間は塗料によって異なります。季節によっても乾燥までの時間は変化します。
外壁上塗り 850~2,700円 約12.7万~19万円 塗装の仕上げ工程。ムラや塗り残しのない美しい仕上がりになっているかが重要です。上塗りが十分でなかったり、省略されてしまうと塗料の厚みが不足し、本来期待できる耐用年数よりも早く塗膜が劣化する恐れがあります。
雨樋 1式 約5万円 外壁の付帯物の一つです。雨どいの多くは塩ビ製で、錆びや劣化には耐性があります。ただし、外壁をきれいに塗り替えると、それまではあまり気にならなかった雨樋の色褪せが目立つようになります。外壁と合わせての塗装をおすすめします。
その他付帯物 1式 約10万円 軒天(庇の裏側)や水切りなどの鉄部、破風、雨戸、出窓、銅差、鉄骨階段、換気フード、霧除け、ベランダなど付帯物の塗装です。
シーリング 800~1,500円 約12.7万~23.8万円 つなぎ目から雨水などの侵入を阻止し、雨漏りを防止するため、外壁のボードとボードのつなぎ目(隙間)にシーリング(コーキング)材を埋めて補修します。その際、古いシーリング材は廃材として撤去します。シーリング工事が必要なのは、サイディング外壁、ALC外壁、タイル外壁などです。

ALCの家について

ALC(AutoclavedLightweightaeratedConcrete)は「軽量気泡コンクリート」と呼ばれる建築資材で、コンクリートとは思えないほど軽い板状の外壁材です。ALCパネルで起きる劣化の現象としては、クラックと呼ばれるひび割れや磁器タイルの浮き、剥落、塗膜剥離(塗膜がはがれる現象)、シーリング劣化、チョーキング(白亜化)などがあります。なお、ALCパネルをめぐっては、ALCに適した塗装仕様がありますので、業者にご確認ください。

40坪ALC外壁の概算見積

延床面積が40坪の一軒家のALC外壁の塗装にかかる費用相場は、およそ84.1~141.6万円です。ちなみにALC外壁をシーリングする際、目地のシーリングの厚みや深さがある場合、既存シーリングを残す「増し打ち」と呼ばれる工法を行うこともございます。増し打ちはその名のとおり、既存の上から厚みを付ける工法で、単価は平米あたり300円~500円と安価です。費用相場には、「材料費」「人件費」「足場代」「諸経費」などもすべて含まれています。また建物の作りやデザインによってシーリングの数量は様々です。ここに記載している費用相場は概算ですので、あくまでも目安になさってください。

工事名称 単価 合計 説明
仮設足場 800~1,200円 約12.7万~19万円 足場を組むことで職人が安全に作業できるようになります。姿勢も安定するため丁寧な塗装が可能となります。
飛散防止シート 200~350円 約3.2万~5.5万円 隣家や駐車場の車や自転車、庭木などに塗料が飛散しないようメッシュシートで養生します。
高圧洗浄 250~350円 約4万~~5.5万円 塗装前に住宅全体の汚れを落とします。劣化が著しい外壁の場合、はじめに高圧洗浄をしてしまうと、雨漏りの原因になるため、まずはシーリング工事を行い、続いて高圧洗浄となります。
下地処理 150~500円 約1.6万~7.9万円 ひび割れ(クラック)や穴などがあった場合、塗装する前に修復します。ケレン作業も行います。
養生 300~500円 約4.7万~7.9万円 窓や雨戸など、塗装しない箇所をビニールで覆ったり、隣家に塗料が飛ばないよう養生シートで囲います。
外壁下塗り 800~1,200円 約12.7万~19万円 下地調整のために行う塗装作業で、シーラーとも呼ばれます。下塗りすることでその後の中塗り、上塗りが美しく仕上がります。下塗りによって、外壁塗装の遮熱性、防サビ性、防藻・防カビ性などの機能が向上します。
外壁中塗り 850~2,700円 約12.7万~19万円 凹凸のない平らで滑らかな下地に整えるための塗装作業です。下塗りした外壁が完全に乾いた後に行われますが、乾燥までに要する時間は塗料によって異なります。季節によっても乾燥までの時間は変化します。
外壁上塗り 850~2,700円 約12.7万~19万円 塗装の仕上げ工程。ムラや塗り残しのない美しい仕上がりになっているかが重要です。上塗りが十分でなかったり、省略されてしまうと塗料の厚みが不足し、本来期待できる耐用年数よりも早く塗膜が劣化する恐れがあります。
雨樋 1式 約5万円 外壁の付帯物の一つです。雨どいの多くは塩ビ製で、錆びや劣化には耐性があります。ただし、外壁をきれいに塗り替えると、それまではあまり気にならなかった雨樋の色褪せが目立つようになります。外壁と合わせての塗装をおすすめします。
その他付帯物 1式 約10万円 軒天(庇の裏側)や水切りなどの鉄部、破風、雨戸、出窓、銅差、鉄骨階段、換気フード、霧除け、ベランダなど付帯物の塗装です。
シーリング 800~1,500円 約12.7万~23.8万円 つなぎ目から雨水などの侵入を阻止し、雨漏りを防止するため、外壁のボードとボードのつなぎ目(隙間)にシーリング(コーキング)材を埋めて補修します。その際、古いシーリング材は廃材として撤去します。シーリング工事が必要なのは、サイディング外壁、ALC外壁、タイル外壁などです。

タイルの家について

タイルの塗装は、主に「防水塗装」と「クリア塗装」の2種類があります。「防水塗装」は、タイルに防水材を塗布し、目地部分にも刷毛を使って防水材を浸透させます。結果、外壁全体の防水効果が高まります。塗る塗膜は透明なため、タイルの質感が変わることはありません。一方のクリア塗装も透明な塗料を塗る工法で、タイルの艶出し効果があります。

40坪タイル外壁の概算見積

延床面積が40坪の一軒家のタイル外壁の塗装にかかる費用相場は、およそ92万円~159.8万円です。費用相場には、「材料費」「人件費」「足場代」「諸経費」などもすべて含まれています。また建物の作りやデザインによってシーリングの数量は様々です。ここに記載している費用相場は概算ですので、あくまでも目安になさってください。

工事名称 単価 合計 説明
仮設足場 800~1,200円 約12.7万~19万円 足場を組むことで職人が安全に作業できるようになります。姿勢も安定するため丁寧な塗装が可能となります。
飛散防止シート 200~350円 約3.2万~5.5万円 隣家や駐車場の車や自転車、庭木などに塗料が飛散しないようメッシュシートで養生します。
高圧洗浄酸洗い 250~1,500円 約4万円~23.7万円 塗装前に住宅全体の汚れを落とします。劣化が著しい外壁の場合、はじめに高圧洗浄をしてしまうと、雨漏りの原因になるため、まずはシーリング工事を行い、続いて高圧洗浄となります。タイルは酸洗いをすることで本来の輝きを取り戻すことができます。
下地処理 150~500円 約1.6万~7.9万円 ひび割れ(クラック)や穴などがあった場合、塗装する前に修復します。ケレン作業も行います。
養生 300~500円 約4.7万~7.9万円 窓や雨戸など、塗装しない箇所をビニールで覆ったり、隣家に塗料が飛ばないよう養生シートで囲います。
外壁下塗り 800~1,200円 約12.7万~19万円 下地調整のために行う塗装作業で、シーラーとも呼ばれます。下塗りすることでその後の中塗り、上塗りが美しく仕上がります。下塗りによって、外壁塗装の遮熱性、防サビ性、防藻・防カビ性などの機能が向上します。
外壁中塗り 850~2,700円 約12.7万~19万円 凹凸のない平らで滑らかな下地に整えるための塗装作業です。下塗りした外壁が完全に乾いた後に行われますが、乾燥までに要する時間は塗料によって異なります。季節によっても乾燥までの時間は変化します。
外壁上塗り 850~2,700円 約12.7万~19万円 塗装の仕上げ工程。ムラや塗り残しのない美しい仕上がりになっているかが重要です。上塗りが十分でなかったり、省略されてしまうと塗料の厚みが不足し、本来期待できる耐用年数よりも早く塗膜が劣化する恐れがあります。
雨樋 1式 約5万円 外壁の付帯物の一つです。雨どいの多くは塩ビ製で、錆びや劣化には耐性があります。ただし、外壁をきれいに塗り替えると、それまではあまり気にならなかった雨樋の色褪せが目立つようになります。外壁と合わせての塗装をおすすめします。
その他付帯物 1式 約10万円 軒天(庇の裏側)や水切りなどの鉄部、破風、雨戸、出窓、銅差、鉄骨階段、換気フード、霧除け、ベランダなど付帯物の塗装です。
シーリング 800~1,500円 約12.7万~23.8万円 つなぎ目から雨水などの侵入を阻止し、雨漏りを防止するため、外壁のボードとボードのつなぎ目(隙間)にシーリング(コーキング)材を埋めて補修します。その際、古いシーリング材は廃材として撤去します。シーリング工事が必要なのは、サイディング外壁、ALC外壁、タイル外壁などです。

外壁塗装にかかる費用の仕組みについて

延床面積40坪の家に限らず、住宅の外壁や付帯物の塗装を行う場合、費用の内訳としては「材料費」「人件費(塗装工賃)」「足場代」「諸経費」となります。なお、外壁塗装の見積もりでは、人件費と材料費の金額を合わせた「塗装単価」として表示されるケースが度々あります。ここでは、「材料費」「人件費(塗装工賃)」「足場代」「諸経費」とはどのような費用で、それぞれの費用が全体の費用のうち、どれくらいの割合を占めるのかなどについて解説します。

材料費

材料費とは文字通り、外壁塗装工事に使用する材料にかかる費用です。材料費は外壁塗装費用の約20%を占めます。材料は大きく分けて「塗料」と「部材」にわかれます。「塗料」と「部材」には主にどのような種類があるのか解説します。

塗料

塗料には外壁を保護したり、美装するといった働きがあります。種類は様々で、40坪の建物の外壁塗装に使用される主な塗料としては、「ウレタン」「シリコン」「ラジカル」「フッ素」「シリコンクリアー(クリヤー)」「無機(光触媒)」などがあります。塗料はグレードによって価格が異なります。

詳しくは先の「耐用年数別(塗料グレード)の価格・費用相場(延床面積40坪)」をご参照ください。

部材

美観を保ち、高い機能を持つ外壁、外装に仕上げるためには、塗料以外にも様々な材料が必要です。坪数が40坪の建物を養生、メンテナンスする際にはマスキングテープやマスカー、ビニールシートなどの部材を使用し、塗料で汚れることがないようにします。また、下地処理で用いるモルタルパテ、エポキシ樹脂、サビ落とし剤、シーリング材(コーキング材)なども部材に当たります。

人件費

人件費は外壁塗装をする職人やスタッフの人数や日数に応じて発生し、外壁塗装相場の約30%を占めます。外壁塗装などの工事では、職人の必要数を「人工(にんく)」という単位で計算します。「1人工」は、1人の職人が丸1日かけてできる作業量に相当します。つまり、1人の職人が10日かかれば10人工、2人の職人で5日かかる作業は10人工となります。ちなみに坪数が40坪の建物の外壁塗装にかかる工期は1週間~10日ほどになります。

足場代

足場を組むことで、職人が安全に作業できるようになるのに加え、姿勢が安定するため、美しくムラのない外装に仕上がります。足場の設置には一定の費用が生じ、外壁塗装相場の約20%を占めますが、塗装工事を円滑かつ効率的に進めるためには不可欠です。なお、延床面積40坪の建物の足場代は、123,552円と算出できます。概算式は次の通りです。

  1. 前述のとおり、延床面積40坪の外壁面積は、158.4㎡です。これに係数(1.3)を乗じます。1.3を掛けるのは、一般的な足場面積は外壁面積よりも1.3倍ほど増えるためです。
    →158.4㎡×1.3=205.92㎡
  2. 足場の費用を求めます。足場の費用は、1.で算出された値に足場の組み立て単価(㎡当たり600円~1,000円)を掛けます。
    →205.92㎡×600円=123,552円

以上の計算により、延床面積が40坪の建物の足場代は123,552円、組み立て単価を1,000円で計算した場合の足場代は205,920円となります。足場代は外壁塗装相場の約2割を占める主な費用です。そのため、塗装業者の中には「足場代無料」「足場代大幅値引き」などの謳い文句で契約を迫る業者もいますが、足場代をゼロ、あるいは大幅に値引きにする代わりに、塗装代金を上乗せしているケースがほとんどです。この手の水増し悪徳行為には、くれぐれもご注意ください。また、カーポートがある住宅やベランダにポート屋根がある家屋は、屋根のアクリル板を外さないと足場が組めない場合があります。アクリル板の取り外しや取り付けにかかる金額は、見積もりに含まれていないケースもありますので、あらかじめご確認ください。また、バルコニーなどの突き出る部分がある家屋の場合、足場の組み方が通常と異なったり、作業に手間が生じる可能性があります。

諸経費

40坪の建物に限らず、全ての建物の外壁塗装相場は「塗料代」「人件費」「足場代」のほか、「諸経費」が加算されます。「諸経費」は外壁塗装相場の約30%を占めており、まとまった金額となります。諸経費には「塗料缶の廃棄代」「交通費」「その他の費用」などが含まれます。それぞれの費用を説明します。

塗料缶の廃棄代

塗料の容器として最も一般的なのが四角い形をした容量18リットルの、いわゆる一斗缶です。外壁塗装ではこの一斗缶や円筒形のペール缶の空き缶が一定数発生します。一斗缶やペール缶は産業廃棄物として運搬、処分する必要があるため、一般廃棄物に比べ割高となります。

交通費

塗装業者が現場まで、塗料や道具などを車両で運搬する際に生じる費用です。地元の塗装業者に依頼すると、交通費が免除されることもありますが、他都道府県の塗装業者に依頼すると交通費がかさむ場合があります。また、敷地が極端に狭い現場では、工事期間中、お客様の車を近くのコインパーキングや有料駐車場などに移動しないと足場が建ちません。その場合の駐車料金はお客様のご負担になるケースがありますので、あらかじめ業者にご確認ください。

その他の費用

その他の費用としては、現場管理費や保険費、印紙代、事務手数料などがかかる場合があります。ほかにも、高圧洗浄作業の際は水を使用しますので、水道料金が発生します。また、塗料を攪拌するための電動工具の電源を外部コンセントから取った場合、電気代がかかります。

40坪の家ができるだけ安く外壁塗装を行う方法

外壁塗装の相場に含まれる費用

外壁塗装は、どれほど安い業者に依頼しても数十万円はかかります。しかし、大切な我が家を守り、長持ちさせるためには避けては通れない工事です。塗装工事の費用を抑えるには、どうしたらよいのでしょうか。そこで40坪の家を例に、少しでも費用を抑えるためのポイントを3つご案内します。

複数社にて見積りを依頼する

業者によっては見積りを一式計算で出すところもあります。そのため、内訳がわからない上、適正価格かどうか判断できません。そうした場合は、複数の塗装業者から見積りを取り、相見積もりすれば、妥当な価格がわかります。相見積もりをとることは、費用を抑えるだけでなく、手抜きや水増し悪徳業者の排除にもつながります。悪徳業者や手抜き工事を見抜くためにも、相見積もりをおすすめします。

助成金や補助金を利用して工事を行う

自治体によっては外壁塗装の費用の一部を給付する補助金・助成金事業を行っています。特に、環境に配慮した熱を遮る断熱効果のある遮熱(断熱)塗料を使用する場合、「省エネ住宅改修補助金」や「住宅リフォーム資金助成」などの名目で、費用の一部が給付される場合があります。熱を遮る断熱塗料などの補助金・助成金の詳しい内容、条件などは、最寄りの自治体のホームページなどでご確認ください。

外壁塗装で使える助成金や補助金について

火災保険を利用して工事を行う

外壁や屋根の塗装工事をめぐっては、火災保険を適用できる可能性があります。火災保険には火災はもとより、落雷、破裂・爆発、風災などが適用され、外壁が風災などによって劣化したと認められれば保険適用されるケースがあります。外壁や屋根の塗装費用は場合によっては高額になります。塗装費用を抑えるためにも、火災保険にご加入の方は、工事前にご契約内容をぜひお確かめください。

外壁塗装で火災保険が適用になるケースについて

40坪の家が外壁塗装で失敗しないための注意点3選

外壁塗装は、10数年に一度の一大工事です。「失敗したくない」「後悔したくない」というのが、全ての方に共通する願いではないでしょうか。ここでは、40坪の家を例に外壁塗装で失敗しないための3つのポイントをご紹介します。

適正価格を把握する

外壁塗装で失敗しない最大のポイントは適正価格を知る事です。適正価格を知るには前述のとおり、複数の塗装業者から見積りをとり、相見積もりで判断しましょう。また、見積りは一式計算ではなく、細かく内訳を書いてもらってください。

ホームページで施工実績を確認してから施工してもらう

訪問営業してくる塗装業者の中には、驚くような安さをアピールしてくる業者もいます。しかし、その会社をインターネットで調べてみると、施工実績が乏しかったり、ホームページそのものが無かったりする場合もあります。ホームページを見れば、その会社の大まかな実績や技術力、信用力などがわかります。安さや価格ばかりに目を向けるのではなく、ご契約の前に必ずホームページを確認しましょう。

図面+現場調査で見積依頼を行う

塗装業者に図面だけを見せて見積りを依頼すると、劣化状況や付帯物の有無などがわからないため、結局、一式計算の見積りとなってしまいます。業者に依頼する場合は、図面の提出と合わせて現場調査をしてもらうようにしましょう。図面をお持ちではない方は、現場調査のタイミングでその旨業者にお伝えください。

外壁塗装はエイチプロスにお任せください

エイチプロスは実際に施工・管理を行う工事施工店です。そのため、下請けの中間マージンや紹介料などは一切発生せず、「低価格」と「高品質」を実現します。創業25周年を迎え、この間築いた豊富な施工実績・工事品目でお客様のご希望に沿う最適なプランをご提案します。当社は、国土交通大臣登録団体に加盟しており、国の基準をクリアした信頼できる優良塗装業者です。信頼、優良の証として、官公庁・行政・私立高などの塗装工事でも豊富な実績があります。万が一に備えた、リフォーム工事瑕疵保険も対応していますのでご安心ください。お支払いについても、リフォームローンがありますので無理なく月々の分割払いが可能です。ぜひリフォームローンをご利用下さい。当社の工事品目は幅広く、大規模改修、修繕、外壁補強塗装、屋根補強塗装、防水補強塗装、屋根カバー工法、屋根葺き替え、瓦交換・漆喰、システムキッチン、バスルーム、トイレ交換、壁紙を張り替える工事、クリーニング、フルリノベーション、ベランダ、外構・エクステリアなど、あらゆる工事に対応、サポートいたします。なお、屋根塗装については、外壁と別々に塗装される方もいますが、別々に塗装すると、その都度、足場代などが発生するため合わせての塗装をおすすめします。ご契約後の完成シュミレーション診断も無料で承ります。シミュレーションすることで完成後のイメージが把握しやすくなりますので、ぜひお申し付けください。当社は雨戸・戸袋・雨樋・軒天・破風板・水切り・シャッターボックス・玄関など付帯部分の塗装も幅広く承ります。外装をめぐっては一部の悪徳業者が横行したことで「業者に水増しされ、騙されているのではないか」といったご意見やトラブルが少なからずありました。そこで当社は概算費用がどなたにでもわかるよう「外壁塗装オンライン見積り」を導入しています。建物要件を入力すれば、自動的に費用が算出されるシミュレーションシステムです。ぜひ一度ご利用ください。

外壁塗装オンライン見積り