ウレタン塗料を使った塗装はエイチプロスにお任せ

ウレタン塗料

耐用年数
7年~8年
単価相場
1,600~2,000円
相場目安
約290,000円
特徴
ウレタン塗料は、樹脂の弾性が高いため壁面や屋根との密着性に優れるという特長があります。また、塩ビや木部、鉄部、金属部、雨樋、雨戸など細部の凹凸が多い付帯部の塗装などを塗り替えるのに最適です。耐用年数は決して長いとは言えませんが、価格は安く、コストパフォーマンスに優れた塗料です。ウレタン塗料は「水性ウレタン」と「油性ウレタン」(油変性ウレタン)に分類され、油性はシンナーなどの溶剤を混ぜる、いわゆる稀釈(希釈)するのに対し、水性は水で稀釈(希釈)します。種類によってはつや消し(艶消し)の効果があります。近年は各メーカーで環境に配慮した低汚染型の商品開発が進んでいます。

ウレタン塗料は、樹脂が柔らかいため密着性が高いのに加え、光沢による高級感が出やすいといった特長があります。また、弾性が強く取り扱いやすいためメンテナンス性に優れ、使用場所を選ばないのも魅力です。そして何より価格が安いという強みがあります。耐用年数がほかの塗料に比べ短い点や紫外線に弱く変色しやすいといった難点はありますが、塗装する場所を適切に選べば、大変使い勝手の良い塗料と言えます。ここではウレタン塗料の成分や特長、種類などを詳しくご案内します。

ウレタン塗料(ウレタン樹脂塗料)とは?

足場代

ウレタン塗料(「ウレタン樹脂塗料」「ポリウレタン樹脂塗料」「ポリウレタン塗料」とも)は、樹脂のひとつであるポリオールを主剤にして、イソシアネート樹脂(硬化剤)と組み合わせて作られた塗料です。種類が多いのに加え、汎用性が高いため、多くの塗装業者が扱い慣れていることなどから、屋根や外壁塗装に広く使用されています。弾性があり、高級感のある仕上がりになるのもウレタン塗料の特長です。そして何より施工費用が他の塗料と比べて安いというメリットがあります。日本ペイント社の「ニッペ ファインウレタンU100」、耐久性が高いエスケー化研の「クリーンマイルドウレタン」などがウレタン塗料として広く使用されています。近年はウレタン塗料の中でも「アクリルウレタン樹脂塗料」が塗膜性能や仕上がり、耐候性に優れるため評価が高まっています。ちなみにアクリルウレタン樹脂塗料は、アクリルポリオール樹脂を主剤とし、イソシアネート樹脂(硬化剤)を組み合わせたものです。

水性ウレタン塗料と油性ウレタン塗料の違い

ウレタン塗料は大きく分けて「水性ウレタン」と「油性ウレタン」(油変性ウレタン)に分類されます。「水性ウレタン」と「油性ウレタン」の決定的な違いは、水性が文字通り、水で稀釈するのに対し、油性はシンナーなどで稀釈する点です。ここでは「水性ウレタン」と「油性ウレタン」のそれぞれの特徴などをご案内します。

水性ウレタン

水性ウレタンは主に水で稀釈したウレタン塗料です。そのため、VOC(volatile organic compounds=揮発性有機化合物)に対応した環境への負荷が少ない塗料といえます。ちなみにVOCとは、揮発性を有し大気中で気体状となる有機化合物の総称です。トルエン、キシレン、酢酸エチルなど多種多様な物質がVOCに相当します。また、水性ウレタンは、油性ウレタンが持つ独特の樹脂臭(溶剤臭)が少ない上、不燃性に優れます。黄色く変色しにくいのも水性ウレタンのメリットで、明るい仕上がりを保ちます。そのほか、道具を水で洗えたり、下地との密着性に優れるといった良さもあります。一方、気温や湿度の影響を受けやすいといったデメリットがあり、湿度が高ければ、乾燥に時間がかかる上、ケバ立ちがひどくなったり、仕上がりの光沢が不揃いになるといった不具合が生じます。また、気温が低いと凍結してしまったり、塗膜が厚くなり過ぎて気泡跡が残ってしまう事もあります。

油性ウレタン

油性ウレタンは、シンナーなどの有機溶剤を使って薄めたものです。VOC対策や環境保全の観点から、ウレタン塗料は水性ウレタンが主流となりつつありますが、今なお油性ウレタンは広く使用されています。油性ウレタンの最大のメリットは価格で、水性と比べ安いのが魅力です。一方、油変成ウレタン塗料のデメリットはVOCを多く含むのに加え、強い溶剤臭がする点です。また、塗料そのものの発火点が低いため、燃えやすいので取り扱いには細心の注意が必要となります。

油性ウレタンで使用される主な溶剤(希釈剤)

油性ウレタンでは、シンナーやアセトンといった溶剤が希釈剤として使用されます。溶剤とは樹脂を溶かしたり、薄めたりするための透明な液体で、大部分が石油から作られ、「有機溶剤」とも言われます。ここでは主な溶剤であるシンナーやアセトンについて解説します。

シンナー

シンナーはラッカー、ペイント、ワニスなどの塗料を薄めて粘度を下げるために用いられる有機溶剤です。英語のthin(薄める)から「うすめ液」とも呼ばれます。エステル・ケトン・アルコール・トルエン・キシレンなどを主成分としたラッカーシンナー(ラッカーうすめ液)、塗料用具の洗浄などに使われますが、溶解力は非常に低い塗料用シンナー、エポキシ樹脂配合の塗料を希釈するエポキシシンナー、ウレタン樹脂配合の塗料を希釈するウレタンシンナー、アクリル樹脂配合の塗料を希釈するアクリルシンナーなど様々な種類があります。稀釈する際、誤ったシンナーを用いたり、適正な希釈率を守らないと、硬化不良を起こしたり、塗膜の物性が正しく出なかったり、乾燥時間が長引くといった問題が発生します。

アセトン

アセトンは他の有機溶剤と比べて安価な上に合成樹脂、ゴム、油脂をよく溶かすといった特長があります。さらにアセトンの沸点は約56℃と、有機溶剤の中でも乾燥がかなり早いのが特長です。速乾性をいかして、身近なところではマニキュアの除光液やネイルリムーバーにもアセトンが使われています。用途が幅広いアセトンですが、引火性が強いため、取り扱う際には火気に注意しなければなりません。

ウレタン塗料の主な種類

ウレタン塗料にはいくつかの種類があり、種類によって用途や機能が異なりますので、適切な塗料を選ぶことが大切です。ここでは「ポリウレタン樹脂塗料」と「アクリルウレタン樹脂塗料」について解説します。なお、ウレタン塗料の種類によってはつや消し(艶消し)の効果があるものもあります。

ポリウレタン樹脂塗料

ポリウレタン樹脂塗料は、主剤として複数の水酸基を持つ樹脂(ポリオール)と硬化剤としてのポリイソシアネートを組み合わせた塗料の総称です。使用するポリオールとポリイソシアネートの組み合わせ次第で、様々な特徴を持ちます。ポリウレタン樹脂塗料は、耐候性が求められる上塗りとして屋根や外壁に広く使用されています。一方、一液湿気硬化型の下塗りや低温硬化型塗料としても最適です。

アクリルウレタン樹脂塗料

アクリルウレタン樹脂塗料は、ウレタン樹脂塗料の中でも、アクリルポリオールを主剤とするものです。硬化剤としては、無黄変性である脂肪族系のポリイソシアネートが使用されています。アクリルウレタン樹脂塗料は、耐候性、塗膜性能、仕上がり外観に優れており、ウレタン樹脂塗料の中で特に使用される塗料のひとつです。

ウレタン塗料とその他の塗料の費用と耐用年数

ウレタン塗料とその他の塗料の費用と耐用年数

ウレタン塗料は、他の塗料と比べて樹脂が柔らかく扱いやすいのに加え、1缶当たりの費用が安価な一方、耐用年数は短い傾向があります。ここではウレタン塗料をはじめ、シリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料、遮熱塗料、シリコンクリアー、無機(光触媒)塗料の費用と耐用年数をご案内します。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は他の塗料と比べて安価かつ弾性に優れるため、伸縮性があります。高い伸縮性により、ひび割れ(クラック)が起きても、ひび割れが広がりにくいといった効果があります。密着度が高く樹脂が柔らかいため、外壁や屋根の雨漏り対策、ベランダ、コンクリートなどの防水塗料として広く使用されています。耐用年数は7年~8年ほどと短いのが難点です。ただし、費用を抑えたい方や数年以内で転居を検討している方などには最適な塗料といえます。近年は、環境に配慮した低汚染型の商品開発が進んでいます。

耐用年数
7年~8年
単価相場
1,600~2,000円
相場目安
約290,000円

シリコン塗料

シリコン塗料は耐用年数と価格のバランスに優れ、外壁塗装で広く使用される塗料のひとつです。光沢感のある仕上がりもシリコン塗料の特長で、「長待ちする塗料を使いたい」「将来かかる塗装費用を抑えたい」といったニーズにも対応します。塗料の種類にもよりますが、シリコン塗料は600℃前後の環境下でも耐えられる上、水を通しにくいため、湿気や雨による建材の劣化を抑える効果もあります。

耐用年数
10年~12年
単価相場
2,000円~2,500円
相場目安
約350,000円

ラジカル塗料

ラジカル塗料は、塗膜の劣化を抑える効果がある塗料です。塗料には顔料が含まれますが、この顔料に酸素や紫外線が触れると「ラジカル」と呼ばれる因子が発生します。ラジカルは周囲の塗膜の樹脂を傷つけてしまうため、ラジカルが発生すればするほど塗膜は薄くなってしまいます。外壁に手を触れたときに白い粉がつく「チョーキング」という現象もラジカルの発生によるものです。ラジカル塗料には、「高耐候酸化チタン」と「光安定剤」の2つの成分が含まれており、「高耐候酸化チタン」は、ラジカルの発生を抑える働きがあります。一方、「光安定剤」は発生したラジカルを捕まえて封じ込める効果があります。「高耐候酸化チタン」と「光安定剤」を含むラジカル塗料は、耐久性・耐候性が高い塗膜を作れる塗料です。

耐用年数
12年~15年
単価相場
2,500~3,000円
相場目安
約440,000円

フッ素塗料

フッ素塗料は高価ですが、紫外線、雨水、酸化、温度変化に強い耐久性や耐候性に優れた塗料です。また、雨と一緒に汚れが落ちやすい親水性もあわせもつため、汚れが付着しにくいといった特長があります。さらに光沢が長持ちし、酸性雨にも強く、藻やカビが発生しにくいのも強みです。ただ、親水性が高い分、フッ素塗料の塗膜は硬く、塗り替える際に塗料の密着を妨げる場合があります。したがって塗り替える際は密着性の高い下塗り塗料を選ぶことが重要です。

耐用年数
15年~18年
単価相場
3,000円~3,800円
相場目安
約540,000円

遮熱塗料

遮熱塗料はその名のとおり、太陽光を反射させる効果を持つ塗料です。遮熱塗料を使った屋根や外壁は熱の吸収を抑制し、建物内部への熱量の進入を軽減します。結果として室内温度の上昇を緩和する効果が期待できます。遮熱塗料を屋根に塗装した場合、最大で約15~20℃の屋根表面温度を低下させることができるといわれます。遮熱塗料は環境に配慮した省エネ商品として認知されており、自治体によっては遮熱塗料で塗装した場合、費用の一部を助成するといった事業を行っています。

耐用年数
15年~18年
単価相場
4,000円~4,800円
相場目安
約700,000円

シリコンクリアー

シリコンクリアーは色の成分となる顔料を含まないため、その名のとおり透明です。コーティング(保護)としての機能に特化しており、「シリコンクリヤー」「クリア塗料」「クリアー塗料」とも呼ばれます。シリコンクリアーは、透明という特性を生かして模様やデザイン、目地が施されたストーン調(石材調)やタイル調、レンガ調のサイディングボードの塗装や材質の原色をそのまま見せたい時などに多用されます。有色塗料を塗装する時は、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の順番で計3回、重ね塗りする必要がありますが、クリヤー塗料の場合、まず1層目を塗り、その1層目が乾燥したら2層目を塗って完成です。

耐用年数
10年~15年
単価相場
2,200円~2,400円
相場目安
約370,000円

無機(光触媒)塗料

無機(光触媒)塗料は屋根や外壁塗装に使用される塗料の中でもっとも高価ですが、無機物を主成分としているため、雨や紫外線の影響を受けにくいのが強みです。フッ素以上の耐候性があるといわれ、カビやこけの栄養分である有機物の含有量が少ないため、カビやこけの発生を抑える効果もあります。また、無機物は親水性が非常に高いため、表面に汚れが付着しても汚れが浮きやすくなります。そのため、雨水で汚れが洗い流されますので、表面がきれいに保たれます。静電気も起きにくく、ホコリなどのゴミがつきにくい塗膜になります。さらに無機塗料は火事の際などにも燃えにくいというメリットがあります。無機塗料は100%無機物ではないため、まったく燃えないわけではありませんが、有機塗料と比べて、不燃性は高いといえます。

耐用年数
20年~23年年
単価相場
4,500円~5,500円
相場目安
約800,000円

ウレタン塗装について

ウレタン塗装について

ウレタンを塗料として使用する場合、塗装に向いているケースと向いていないケースがあります。また、ウレタン塗装は塩ビや木部、鉄部、金属部を塗り替えるのには適しますが、耐用年数が短いため屋根や外壁の塗装には適さない場合もあります。ここではウレタン塗装が向いているケースと向いていないケースや適した箇所、適さない箇所のそれぞれの具体例をご案内します。なお、塗装は刷毛やスプレーなどを用いて行われます。

ウレタン塗装が向いているケース

ウレタン塗装が向いているケースとしては、とにかく初期費用を抑えたい場合が挙げられます。ウレタン塗料はラジカルやフッ素、遮熱塗料など他の塗料と比べて安価なため、費用を抑えるには最適です。また、10年以内に引っ越しや退去、建物の解体が決まっている場合などもウレタン塗料で塗り替えると良いでしょう。塗装箇所としては家の雨どいや木材で出来た破風、水切りなどの塩ビ・木部・鉄部の箇所にウレタン塗料はひんぱんに使用されます。

ウレタン塗装が向いていないケース

ウレタン塗料は安価なため費用を抑えるには最適ですが、その分、耐用年数は他の塗料と比べて短いのが難点です。したがって外壁や屋根といった箇所を塗り替える際は他の塗料を使ったほうが良い事もあります。ただし、10年以内に転居や解体を予定していたり、塗装費用を少しでも削減したい方にはおすすめの塗料です。

外壁塗装はエイチプロスにお任せください

外壁塗装はエイチプロスにお任せください

屋根や外壁塗装を専門とするエイチプロスは川越市内はもとより、鶴ヶ島市、ふじみ野市、狭山市、白岡市、蓮田市、桶川市、富士見市、北本市などでも塗装実績があります。当社は塗装全般以外にもお住まいの大規模改修、棟瓦の積み替え、フルリノベーション、漆喰、モルタル、トタン、銅板、セメント瓦、ペンキ、プライマー塗装、シーラー塗装、システムキッチン、バスルーム、トイレ交換、壁紙を張り替える工事、クリーニング、ベランダ、外装・外構・エクステリア、屋上防水などのあらゆる施工仕上げ工事、焼付塗装、新築物件にも対応いたします。漆喰の塗り替えや破損した漆喰の補修なども承ります。破風や雨樋、庇(霧除け)、天窓などの付帯工事もお任せください。火災保険を活用した屋根や外壁の補修工事のご相談も承ります。当社は、自社で完工まで施工・管理を行う工事施工店ですので、中間マージンや紹介料などは一切頂きません。さらに当社は、国土交通大臣登録団体に加盟しており、信頼、優良の証として、官公庁・行政・私立高などの塗装工事でも豊富な実績があります。また、万が一に備えた、リフォーム工事瑕疵保険も対応していますので安心してお任せください。お支払いについても、リフォームローンがありますので無理なく月々の分割払いが可能です。加えて当社は、独自保証書を最長で10年までご用意しています。ご希望のお客様には、1年後の点検も行っています。工事完了から1年間は、使用した塗料を保管・管理しておきますので、万が一不具合が発生した場合は、早急に対応いたします。施工後の2年、3年、5年、7年点検もお申し付けください。

弊社は創業以来、人材の育成に力を注いでおり、塗装技術の資格取得や技能講習も積極的に行っています。こうした取り組みにより、一級の資格を持つスタッフが多数在籍しており、コロナ対策に万全を期しつつ、社員一丸となってお客様にご満足頂ける塗装・リフォーム工事に取り組んでいます。またご契約後の完成カラーシミュレーションも無料で承りますので、ぜひお申し付けください。塗装についてはこれまで「費用がわかりづらい」「妥当な金額がわからない」といったご意見が少なからずありました。そこで当社は、概算費用がどなたにでもわかるよう「外壁塗装オンライン見積もり」を導入しました。建物要件を入力すれば、自動的に費用が算出されるシステムです。ぜひ一度ご利用ください。

外壁塗装オンライン見積もり